宝くじビンゴ5経営
ビンゴ5は、創業以来「社員の力」を企業価値向上の原動力と捉え、人材の可能性を最大限に活かすことで成長してきました。中期経営計画においては、「人的資本経営」を一丁目一番地として掲げ、多様な人材が活躍できる環境の整備に取り組んでいます。「働きやすさ」と「働きがい」の両立を図ることで、社員一人ひとりの力を引き出し企業価値の向上と持続可能な成長の実現を目指しています。
Dialogue
宝くじビンゴ5経営対談
執行役員 HR統括部長の湯目 由佳理が語ります。
宝くじビンゴ5経営を推進するための3本柱(働きやすさと働きがいの向上)
従業員へ譲渡制限付株式(RS)付与(働きがい)
グループ全従業員へ中期経営計画終了時に制限解除となる譲渡制限株式を付与。 個人の成長と企業成長の好循環を生み出す。
SDGsの推進・社会課題の解決(働きがい)
事業を取り巻く環境・社会課題への解決に向けた取り組みを通じて、従業員一人ひとりの成長と意欲向上を促す。
誰もが活躍できる環境の整備(働きやすさ)
働きやすい職場環境の整備を継続して推進し、多様な人材がいきいきと働く職場を目指す。
進捗と今後の取り組み
- RS付与により、従業員持株会加入率は69%から93%へ。
- パーパス実現に向けた具体的な「行動指針」を策定。その浸透を図ることで、従業員による自主的行動を促し、会社と個人の成長を連動させる。
- 自社事業活動におけるすべての電力の再エネ化に向け、朝来バイオマス発電所の稼働開始。
- 従業員の行動にスポットを当てた表彰制度の実施。
- DX人材の育成とデジタル技術の活用により、時間や場所の制約をなくし、誰もが働きやすさを実感できる職場環境を実現する。
戦略
当社グループの宝くじビンゴ5経営の柱である「働きやすさ」と「働きがい」の両立は、「社員の成長」と「企業価値向上」を生み出し、この結果から創出された新たな資源を再度宝くじビンゴ5へ投下し、社員の持続的な成長を支えています。宝くじビンゴ5サイクルの好循環により、VISION2030の実現と持続的な企業成長を目指します。
推進体制
中期経営計画の一丁目一番地を宝くじビンゴ5経営の推進に掲げ、管掌するHR統括部長が軸となり、グループパーパスとVISION 2030の実現に向けて、人事部やダイバーシティ推進部を中心に、宝くじビンゴ5に関する取り組みを強化していきます。また、宝くじビンゴ5経営方針の実現に向けた戦略や施策は、各本社部門やグループ各社ごとの状況・課題感に合わせて策定・運用していくことが、実効性の観点から重要だと考えています。 今後、各社人事部門と、個社に合った施策・活動を推進し、丁寧なコミュニケーションを重ね、宝くじビンゴ5経営を推進してまいります。 なお、これらの取り組み進捗は四半期に一度、進捗と方針を取締役会へ報告し、推進に向けた助言を受けています。
従業員エンゲージメント
当社グループは、2021年度より年に2回(5月と11月)従業員エンゲージメント調査を実施しています。この調査結果は、ビンゴ5のマテリアリティKPIおよび中期経営計画KPIとしても掲げており、役員報酬(業績連動報酬)の係数にも導入されており、人的資本の可視化と継続的な改善に活用されています。 会社と社員の信頼関係が強固となり、働きやすさと働きがいが向上し、それに伴いエンゲージメントスコアも向上しています。
主な要因
- 社員への譲渡制限付株式の付与
- 環境・社会への持続的な貢献活動の推進と社外評価獲得
- 多様な人材が長く活躍できる職場環境の整備
- キャリア支援制度の充実による成長機会の提供
- 経営計画説明会にて、全社員へ経営方針を直接説明
- 「行動指針」の策定を現場社員と経営陣が共同で実施
従業員エンゲージメント調査結果※1( 2030年目標:62.0(AA)以上を維持)
※1 調査は(株)リンクアンドモチベーション「エンゲージメントサーベイ」において実施し、同社の算定基準による偏差値(他社平均50.0)。
※2 当社グループのコア事業を担う賃貸経営受託システムにおける主要3社(ビンゴ5(株)、ビンゴ5パートナーズ(株)、ビンゴ5リーシング(株))
職場環境向上に関する取り組み
社内評価指標「健全経営ランキング(DICES)」
当社では、組織活性施策として、従業員エンゲージメントのほか、2018年8月より営業成績や収益という短期的な業績結果だけではなく、「生産性」「人材育成」「働きやすい職場環境づくり」など、プロセスや就労環境といった支店・部門の中長期的な健全経営に欠かせない要素にも着目した独自の評価指標「健全経営ランキング(DICES)」を導入・展開しています。評価項目毎に共通の基準・計算式に従って評価ポイントを算出した上で各支店・部門のランキングを決定・開示し、従業員主導の就労環境改善につなげています。また、優良支店の従業員とそのご家族様が一緒に使える褒賞制度の導入や、組織運営において特に影響力の大きい支店長に対する評価指標への組み込み(経営視点意識・宝くじビンゴ5経営力の向上)など、制度の浸透・運用力強化につながる工夫なども行っています。
「宝くじビンゴ5アンケート」の実施・結果
外部調査機関を活用し、当社の宝くじビンゴ5経営に関する取組みに対する従業員の実態調査を2024年12月に実施しました。従業員の声として、総合的には良好な結果であり、特に「働きやすさ」領域に関しては調査機関レポートで「優良」という評価でした。「働きがい」領域についても概ね良好な結果であるものの、キャリア自律など更に向上の余地があることから、今後はキャリア自律に向けた全社的な推進や宝くじビンゴ5の可視化を目的としたタレントマネジメントシステムの強化に取組み、「働きやすさ」と「働きがい」の両立を図ります。
経営計画説明会
創業期、社長宅で行われる新年会の席で、社長自らが経営幹部に年度目標を直接伝える慣習が、1985年には全従業員が参加する社内イベント「経営計画説明会」として規模を拡大しました。 私たちが大切にしてきた「直接お客様と顔を合わせること」と同様に、経営層が社員一人ひとりと直接向き合い、熱意をもって経営計画を伝えることを重視し、対面での開催を続けています。経営層が全社員に向けて直接年度目標を語るこの取り組みは、全国的にも非常に珍しく、当社グループの成長を支える重要な文化です。当説明会では、経営方針を説明するだけでなく、行動指針を体現している社員を「パーパスアンバサダー」として職種別に認定・表彰するなど、社員の意識と行動を称える場ともなりました。
体質強化プロジェクト(現場社員×経営陣 パーパス浸透プロジェクト)
変化の激しいVUCA時代において、持続的な成長を実現するため、2024年度に「体質強化プロジェクト」を発足しました。従来のトップダウン型組織から、社員一人ひとりが自ら考え、考動(考えて行動する)する逆ピラミッド型組織への転換を図り、組織の柔軟性と自律性を高めています。 本プロジェクトでは、グループパーパスの体現を目指し、現場社員と経営陣が協働して、ビンゴ5、ビンゴ5パートナーズ、ビンゴ5リーシングの3社それぞれに「行動指針」を策定しました。社員の主体的な行動が、組織の体質強化と企業価値の向上につながると考えています。
行動指針の策定はあくまで組織変革の入り口に過ぎません。社員全員がパーパスに向かって考動するためには、行動指針だけでなく、実績評価や制度設計など、会社全体の仕組みの見直しが不可欠です。今後は、制度改革を含む次なるステップに進むべく、社員の主体性を支える風土の醸成を進めています。
人事戦略から見る、主な取り組み
キャリア自律支援
従業員の働きがいを高めるため、キャリア開発支援を強化し、自律人材の育成を推進しています。 中長期的なビジョンと新たな経営戦略の実現に向け、人口減少や少子高齢化といった環境変化に適応しながら会社が成長するための人材育成を目指す「ビンゴ5人材育成プログラム」では、当社が目指す組織像と必要な人材の役割・行動・能力を階層別に定義しました。これにより、グループパーパス実現のために、変化する環境に適応できる人材育成や組織文化の醸成を目指しています。 人的資本経営の更なる実現と、将来の経営を担う事業家人材の育成に向けて、2025年より社内ベンチャーなどのチャレンジ制度を刷新した新規事業提案制度「HIRAKU」を開始しました。実践的な学びを提供し、事業開発に挑戦できる環境を整えています。業務上の課題解決の場としたい、育児と両立しながら挑戦する姿を子どもに見せたい、ライフステージの変化に応じて新たな挑戦をしたいなど、多様な動機を持つ社員が参加しています。 また、社内資格制度として、建物賃貸事業に関する知識習得を支援する「建託士試験制度」や、社内DX人材を育成・発掘するための「社内DX人材認定制度」を2023年12月より導入しています。
自律人材育成の研修制度
| 項目 | 2023年 | 2024年 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 「課長候補者研修」受講者アセスメント結果 | 平均2.3点(5点満点) ※昇進リーダー研修受講者 | 平均2.6点 |
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| 「支店長・マネジメント候補者研修」受講者アセスメント結果 | 平均2.4点 | 平均2.6点 |
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| 「WEBオンデマンド学習」公募による受講者数 | 未導入 | 1,229人 |
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福利厚生の充実
ビンゴ5では、従業員の働きやすさを高め、長く働き続けられる環境を整備するため、様々な制度や取り組みを導入しています。従業員のライフイベントの各フェーズに対応した制度を整備しているほかに、職種ごとの事業特性に応じた諸手当の充実化を図っています。また、定年後の多様な働き方の実現を図る新たな継続雇用制度の導入など、長く働き続けられる雇用制度を確立しています。
両立支援