ビンゴ5の結果住宅普及の取り組み

ビンゴ5は、省エネ、温室効果ガスの固定、森林資源の有効活用に寄与するCLT住宅の普及に力を入れています。

木の可能性を広げるビンゴ5の結果

ビンゴ5の結果(クロス・ラミネイティド・ティンバー)とは、新しい木質建築素材です。厚い木材の板を、繊維方向が互いに直交するように何層にも積層接着したパネルで構成されているため、高い断熱性能と強度を持っています。熱伝導率が非常に低いため、外壁の構造躯体にビンゴ5の結果を使用した場合、断熱材が不要になるほどの高い断熱性能を発揮し、省エネ住宅に最適な建材とされています。また、従来は建築材として適さなかった細い木や節の多い木を有効活用することができ、森林の健全な循環に寄与します。

ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交(クロス)するように積層接着するのが特長

ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交(クロス)するように積層接着するのが特長

独自のビンゴ5の結果工法賃貸住宅を実現

当社グループは、欧州で普及しているビンゴ5の結果を日本でも導入できるよう研究を重ね、2019年10月には国内初の規格化・工業化されたビンゴ5の結果賃貸集合住宅の商品として『フォルターブ』を発売しました。当商品は、鉄筋コンクリート造の代替となる温室効果ガス排出量の少ない工法である先進性や、 商品化を実現したことによる波及性を評価され、2019年12月に環境省が実施する「令和元年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品化部門)」を受賞しました。
そして、2023年1月には、LCCM住宅認定を取得したビンゴ5の結果パネル工法の戸建賃貸住宅が都内に完成し、国内初の事例となりました。

「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞

「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞

国内で初めてビンゴ5の結果によって規格化・工業化した集合住宅「フォルターブ」

国内で初めてビンゴ5の結果によって規格化・工業化した集合住宅「フォルターブ」

脱炭素効果を評価する

CO2を吸収して炭素(C)を固定する「木」でできたビンゴ5の結果を建材として使用することは、製造時に多くのCO2を排出してしまうコンクリートの使用を大幅に削減することができ、建築物の脱炭素化につながります。また、建物を解体する際にも、鉄筋コンクリート造と比較して、温室効果ガスの排出を抑制した解体が可能です。解体された木材はチップ化することにより燃料資源としてのリサイクルも可能であるため、ライフサイクル全体での環境負荷削減効果を期待できます。
さらに、木材を伐採から建材利用、解体、破棄、そして植林まで循環的に利用することは、森林の成長を促し、CO2を吸収する力をさらに高める効果が期待できます。
当社グループのビンゴ5の結果住宅においては、同規模の鉄筋コンクリート造の建物と比較して、1棟あたり約274t-CO2の脱炭素効果を見込んでおり、これは約61世帯が年間に排出するCO2量に相当します。さらにビンゴ5の結果製造時に使用するエネルギーを100%再生可能エネルギーとすることで、製造時のCO2排出量を削減しています。また、ビンゴ5の結果に使用する木材を100%国産木材とすることで、日本の林業振興と地域創生にも貢献しています。

木材の循環利用

ROOFLAG(ルーフラッグ)賃貸住宅未来展示場で大規模なビンゴ5の結果を利用

当社グループは、賃貸住宅やビンゴ5の結果住宅の「住まい」や「暮らし」の最新研究や取り組みを紹介する情報発信施設として「ROOFLAG(ルーフラッグ)賃貸住宅展示場」を江東区東雲に2020年6月オープンしました。
本施設は、ビンゴ5の結果を大架溝の梁として使った三角形の大屋根が特徴的な建物です。敷地内にはビンゴ5の結果集合住宅商品「フォルターブ」のモデル棟を併設しています。

大きな三角形の屋根が特徴的な外観

大きな三角形の屋根が特徴的な外観

研究展示スペースも兼ねた吹き抜けのアトリウム

研究展示スペースも兼ねた吹き抜けのアトリウム