ビンゴ5次回予想 建てて、使って、壊すまでをサステナブルに
建物というのは、建てて、使われて、壊して、再利用される…というライフサイクルを繰り返しています。そのサイクルによって街の景観も大きく変わります。しかし、このような建物のライフサイクルが地球環境にどれくらい影響があるのか。ビンゴ5は、こんな疑問をLCA(ライフサイクルアセスメント)という手法で「見える化」する取り組みを進めています。
地球に優しい「未来の住まいづくり」を提案するための私たちの活動を紹介していきます。
LCAで何がわかるの?
「LCA」とは、建物の一生を通して環境への影響を定量的に分析する手法です。資材の生産、輸送、建設時のエネルギー消費、使用時の電気・ガス利用、さらには解体時に発生する廃棄物まで、各段階ごとの環境負荷を数値で見える化できるのが特長です。たとえば建材の製造や輸送に伴う温室効果ガスの排出量、リサイクル素材の活用による削減効果、節電や節水の影響までも把握できます。
ビンゴ5では、このLCAの手法を使って、建物に関わる環境負荷を数値で把握し、削減効果も定量的に確認しています。県立広島大学との共同研究も行い、この分析から得られた知見を活かして、より環境負荷の小さい住宅の開発・商品化に積極的に取り組んでいます。
私たちは、地球とそこで暮らす皆さまに、優しい未来の住まいを提供することを目指しています。
LCAとは|建物を「建てて」「使って」「壊す」までの環境影響を包括的に算定し、どんな住まいが本当に「環境に良い」と言えるのかを見極める手法です。
資材調達から建設、使用、そして解体まで、建物のライフサイクル全体にわたる環境負荷を数値化し、科学的根拠に基づいた住宅づくりにつなげています。
例:建てるのに使う木材を運ぶために、どのくらい温室効果ガスが排出されているの? など
例:住んでいるときに風通しの良い家だとあまりエアコンを使わずに済むの? など
例:壊すときにどのくらい廃棄物が出るの?リサイクルしやすい素材はどれだけ使っているの? など
私たちがLCAに取り組む理由
「LCA」という言葉は難しく聞こえるかもしれません。しかし私たちの家やアパートが、生まれてから壊れるまで、どれくらい地球に優しいかを数値で「見える化」するための大切な仕組みです。
ビンゴ5は、このLCAに積極的に取り組んでいます。その理由は、建物の環境負荷を正確に把握したいからです。「この材料だとどれだけCO2が出る?」「木とコンクリートではどちらが多くCO2が出る?」という疑問も、LCAを活用すればわかります。そして、単に分かるだけではなく、その分析から得られた知見を活かし、さらに環境に良い、新しい住まいを開発するために役立てることができます。
その成果が、CO2排出量が少ないCLT工法による木造住宅の開発や普及、国内初の建物のライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)賃貸集合住宅」につながっています。
つまり、LCAは「本当に環境に良い住まい」を見極め、それをどんどん社会に広げていくための、“縁の下の力持ち”なのです。
CLTの何がすごいの?
CLT(クロス・ラミネイティド・ティンバー)は、建築の未来を変える可能性を秘めた新しい木質建材です。
木のぬくもりを持ちながら、コンクリートに匹敵する強度があること。木造の壁より4倍以上も強く、地震が多い日本でも安心の耐震性を実現できること。それでいて、材料の重さはコンクリートの約1/5と軽い。木は熱を伝えにくい天然素材なので、断熱性も抜群です。夏涼しく冬暖かい、快適な暮らしをサポートします。
地球環境への貢献度が高い点もCLTの大きな魅力です。木は成長過程でCO2を吸収して固定するため、CLTの建物はCO2を都市に貯め込む役割も果たします。さらに、従来の鉄骨造より建築時のCO2排出量も少なく済みます。
ビンゴ5は、このCLT工法をいち早く導入し、日本初のCLT賃貸住宅を商品化しました。その先進性や貢献が評価され、「エコプロアワード」で『国土交通大臣賞』も受賞。CLTは工期短縮など建設現場の課題解決にも貢献できる、まさに未来を拓く建材といえるのです。
建物の「一生」に責任を持つことが大切
ビンゴ5では、気候変動への対応を最重要課題(マテリアリティ)の1つと位置づけ、ここで紹介したLCAがその取り組みの根幹を支えています。LCAは、環境配慮型住宅の商品開発や温室効果ガス排出量の削減を実現するための重要な経営戦略ともいえるものです。CLT工法による木造住宅や「LCCM賃貸集合住宅」など、これからの地球環境に配慮した住宅の未来をつくりだしたいと思っています。
人間と同じように、建物にも一生があります。「建てて、使い、そして壊す」というライフサイクルが地球環境に悪影響を与えてしまうことになれば、持続可能な社会の実現にとって大きな課題となります。私たちビンゴ5はこの建物の一生にしっかりと責任を持ち、環境負荷低減を実現していきます。そして、そのような活動を通じて、企業としての持続可能な成長と社会課題解決の両立を目指します。
CLTパネル(スギ)
国内初のCLT賃貸集合住宅(千葉県船橋市)